中国語検定3級に合格するための勉強法
中検3級に合格するために大切なことは以下の3つです。
- 中国語を勉強する習慣をつける
- まいにち中国語のリスニングをする
- 多読・多聴よりも精読・精聴
この3つについて、それぞれ説明します。
1.中国語を勉強する習慣をつける
中国語検定協会のサイトにも書いてありますが、中検3級に必要な学習時間は200〜300時間です。私の経験上でもそれくらいです。平均して1日1.5時間勉強すれば(=1ヶ月で45時間)、半年程度で合格できます。
私の場合、幸いにも(?)通勤で毎日2時間、電車に乗っていたので、中国語はほとんど電車の中で学びました。電車に座っているとき小声でシャドーイングしていて、隣に座っていたサラリーマンに注意されたこともあります(あの時期は中国語学習の中毒状態で常識外れでした。すいません)。あとは中検やHSKの試験の前は主にカフェで1日2時間程度、追加の学習時間を確保していました。
モチベーションがあがらない場合どうするか?
中国語に限らず、何かを学ぶ際に誰もが突き当たる問題は、モチベーションがあがらず学習に集中できないことではないでしょうか?
『いまから1時間、中国語の勉強をするぞ』と思っても、疲れていたりすることもあるので、なかなか毎日続けられるものではありません。そんなとき、私は『とりあえず1分だけ、1ページだけでもテキストに目を通してみよう』と考え、とりあえずテキストを開きます。すると、けっこう1分、1ページだけに留まらず勉強できるものです。もちろん本当にモチベーションがあがらず集中できないときは、1分1ページで学習をやめます。大事なのは、毎日中国語を勉強する習慣をつくることです。
かの村上春樹も、小説を書くためには習慣が大切だとエッセイかインタビューで話していました。
毎日決まった時間に机にに向かい、たとえ1行も書けなくとも机に座っている時は音楽も聞かず、文章が浮かんでくるのを待つそうです。
[出典:村上春樹ロングインタビュー ]
習慣はすごく大事です。
とにかく即入る。小説を書いているときはまず音楽は聴きませんね。日によって違うけれども、だいたい五、六時間、九時か十時ころまで仕事します。
とにかく自分をペースに乗せてしまうこと。自分を習慣の動物にしてしまうこと。
一日十枚書くと決めたら、何があろうと十枚書く。
それはもう『羊をめぐる冒険』のときからあまり変わらないですね。決めたらやる。弱音ははかない、愚痴は言わない、言い訳はしない。なんか体育会系だな(笑)。
モチベーションがあがらず、どうしてもテキストを開きたくない時は、イヤホンで中国語テキストの付属CDを聞いたり、优酷などで中国ドラマや映画を観みることもおすすめです。
2.まいにち中国語のリスニングをする
他の言語も同じですが、中国語のリスニング力をアップさせるには、たくさんの中国語をリスニングしてインプットするしか方法はありません。また、スポーツの能力と同じように、数日中国語を聴かない日が続くと、リスニング力は落ちます。そして元のレベルに戻すのに数日(中国を聴かなかった期間に比例)かかります。
リスニング力を元に戻すために時間を使っていては時間がもったいないです。なので、毎日少しでもいいので、まいにち中国語を聴く習慣をつくることが必要です。
3.多読・多聴 < 精読・精聴
中検3級レベルでは、多読・多聴よりも、精読・精聴に重点をおくべきです(比率で2:8から3:7程度)。多読・多聴の重点を置くのは、早くて中検2級レベルからです。
『多読・多聴』とは、大量の素材を1度しか読まない・聴かないインプット学習を指します。
この時、インプット素材のレベルは理解できないほど難しくては効果がありません。自分の理解できるレベルより少し難しい素材をインプットします。
『精読・精聴』とは、同じ素材を何度も読み・聴くインプット学習です。同じ参考書や参考書の付属CDを何度も読み聴きすることが大事です。